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「死者たちの声<ローダン361>」 2009年6月 文庫初版
「反逆者の秘密会議<ローダン362>」 2009年7月 文庫初版
「ギャラクティカーの同盟<ローダン363>」 2009年8月 文庫初版
「闇のスペシャリスト<ローダン364>」 2009年9月 文庫初版
「ゼロ守護者<ローダン365>」 2009年10月 文庫初版
「ベラグスコルス強奪<ローダン366>」 2009年11月 文庫初版
「独裁者への道<ローダン367>」 2009年12月 文庫初版
「星間復讐者<ローダン368>」 2010年1月 文庫初版
「ニューグ作戦<ローダン369>」 2010年1月 文庫初版
「ドッペルゲンガーの陰謀<ローダン370>」 2010年2月 文庫初版
「にせ《マルコ・ポーロ》<ローダン371>」 2010年2月 文庫初版
「最後のコルトン人<ローダン372>」 2010年3月 文庫初版
「時間超越<ローダン373>」 2010年3月 文庫初版
「発信源グロソフト<ローダン374>」 2010年4月 文庫初版
「ポスビの友<ローダン375>」 2010年4月 文庫初版
「ヴラト降臨<ローダン376>」 2010年5月 文庫初版
「戦略家ケロスカー<ローダン377>」 2010年5月 文庫初版
「星の非常シグナル<ローダン378>」 2010年6月 文庫初版
「人類なき世界<ローダン379>」 2010年6月 文庫初版
「拠点惑星への使節<ローダン380>」 2010年7月 文庫初版
定価 各巻 580円+税 249頁~287頁
<362> 久しぶりにテフィラーが活躍している。ラール人の率いる公会議に侵略されてから120年、やっと反攻の兆しが見えてきた。「サイボーグの植民地」公会議に対抗するため十数年前に、実験的に殖民計画を立てた、人工生命サイボーグの惑星の実験結果を探るためにテフィラーたち一行が植民地に下りる。「反逆者の秘密会議」ついに、公会議に反攻するための秘密会議を開催することになる。しかし、その場所は、ラール人やスプリンガーにかぎつけられるが、それはアトランや、テフィラーによる囮だった。
<363> 「ギャラクティカーの同盟」ラール人が率いる公会議に対して、ついにアトラン率いるテラナーが主催して同盟会議が開かれる。しかし、アンティが裏切り、ハルト人は暴走する。そこに謎のブラトの死者が介入しどうにか同盟が成立する。ブラトとは何者か?「ダッカル・ゾーンにて」久々にローダンが現れる。ブラック・ホールに吸い込まれた巨大宇宙船ソルは、ダッカル・ゾーンの宇宙に流れ着く。そこは18の宇宙に通じる次元トンネルがあり、公会議の主導的地位を占めていた。グッキーとシュデェレーアたちの特殊チームが潜入し、その謎を探る。
<364> ローダンの乗る≪ソル≫は、ブラックホールを抜け、ダッカルゾーンの謎の領域に到着した。そここそは、公会議の生まれた場所だった。グッキーたちの特殊コマンドが連れてきた深層睡眠に居たツグマーコン人こそ、その謎を握る人物だった。この巻はその独白で語られる。「闇のスペシャリスト」ツグマーコン人の惑星がブラックホールに飲み込まれるとき天才学者とその遺伝子操作を受けた子孫が、次元トンネルの理論を駆使してそこを抜ける。残されたツグマーコン人は、次元トンネルの知識を使って銀河を支配する公会議を作る。「千年眠る者」ツグマーコン人は、支配するために次々に銀河の新しい種族を加え、6種族の公会議を結成する。それに関わった、オルウがローダンに語る。しかし、彼も第7種族について走らなかった。とにかくここに公会議の創設の謎が解けた。
<365> 公会議の創設者であるツグマーコン人の世界に飲み込まれたローダン達は、そのブラックホールのトンネルを操作できる”闇のスペシャリスト”の一人・オルウを助け出すが、その協力を得て彼の恋人のプィも救出する事にする。「ゼロ守護者」グッキーや、イホ・トロトなどの特別部隊がプィの救出に向かう。しかし現在のツグマーコン人の支配者・ゼロの守護者達はプイの脳に罠を仕掛け、それを知ったプィは自ら姿を消す。「虚無への通廊」プィを探しに、ブラックホールのトンネルに突入する、アラスカ・シュデレーアたちの活躍。
<366> 「ベラグスコルス強奪」ローダンのほうの物語。拿捕したツグマーコン船に乗ってラール人の世界に潜入した、シェーデレーアとトロトやグッキーは、次元トンネルを操作できるケロスカーの開発した装置・ベラグスコルスを強奪する。「免疫保持者の蜂起」ちょっと前に戻り、ブルがアフィリーの支配して居たころ、ブラックホールが迫るテラから移住できる惑星を求めて調査船が発進した。理想的な惑星が見つかったが、そこではアフィリーが治療されてしまう。そこで副官が反乱を企てる。
<367> シリーズの表紙や口絵を描き続けた”依光隆”がついに引退。第1巻から描き続けたが、最近は病気で過去の絵を合成して載せる事も多かったが、ついにこの巻で引退することになった。38年間という時間は、細胞活性装置を持たない人間にとってはやはり長い。「独裁者への道」レジナルド・ブルが感情を取り戻し、アフィリーの国家主席を離れ反政府組織OGNに参加し、空白となった主席の座を争う内紛が起こる。免疫保持者の組織するOGNは、カサル提督と秘密の取引をして、その後援をすることになるが、手ひどい裏切りに会う。「洗脳作戦」主席の座に着いたカサルは、その座を確実にするためにある作戦を計画する。ひとつは、人類を洗脳して、都合の悪い歴史を書き換えようとすることだ。そしてもうひとつは、その作戦を囮にしてOGNをあぶり出しブルの持っている細胞活性装置を奪うことだ。
<369> 今月(2010年1月)から、月に2冊刊行されることになる。週刊にはまだ負けるが、それでも本国並みに月に4編読めるのだから、これ以上あまり離されることはなくなっただろう。「スラムの軍隊」OGNの本拠としていた古レムールの海底基地がついに発見され、アフィリーに攻め込まれる。大部分は、かつて発見され忘れ去られていたオヴァロンの惑星に転送機で逃れるが、挟み撃ちにあったブルたちを助けたのは、かつての仲間で途中から分かれたアイアンサイド神父の組織する団体だった。「星間復讐者」ラスト・ストップで足止めされたローダンたちと別れた宇宙船ソルの一方の巨大船はやっと故郷銀河にたどり着く。地球が転送機のミスから銀河を離れて120年ぶりのことだった。銀河は公会議に支配され、燃料も残り少ない戦艦1隻では、ラール人に対抗することはできない。救世主ヴラトの噂が銀河に蔓延していることを利用して、影のように現れたのは彼らだった。そしてついに、アトランと再会する。
<369> 「ニューグ作戦」故郷銀河に戻って来たSZ2だが、その燃料は枯渇寸前だった。アトランの助けを狩り燃料が保管してある惑星オリンプに向かうが、そこの燃料基地にはラール人の罠が待ち受けていた。久々に元アーガリス皇帝デイまでは地下組織を率いている特殊ロボットが活躍する。「ラール人の駆けひき」ヴラトの伝説を逆に利用とするラール人は、偽のローダンを作り出し、マルコポーロそっくりの巨大戦艦で辺境の惑星を訪れる。
<370> 「ドッペルベンガーの陰謀」ラール人はアトランとの現状維持の政策を裏切り、人類の隠れ場を突き止めるため、ローダン達のドッペルゲンガーを使って罠を仕掛ける。こんど偽のマルコ・ポーロが現れたのは、ラール人が支配する世界だった。そこを開放するためにマルコ・ポーロが現れる。ともに、テレポーターのラス・ツバイが細胞活性装置があるにもかかわらず重い体調不良に陥る。これも物語を盛り上げる。「オルクシィ制御主任」2度失敗したが、ローダンが帰ってきたという噂は徐々に広がる。その噂を信じて、隠れ場の座標を知る使者がハルト人とともに偽マルコ・ポーロにやってくる。ところが、それが偽者らしいと感じた使者が導いた先は。
<371> 「にせ《マルコ・ポーロ》」ソルセルⅡに乗るアトランとツバイ達は、にせのマルコポーロを破壊することを決意するが、そこにはラール人の罠も仕掛けられていた。攻撃するモラール人宇宙艦の攻撃で引き上げるが、偽マルコポーロに捕らわれていたハルト人たちが・・・。「試練の帰還」再びローダンの話。ブラックホールを越えることのできるエンジンを取り付け中のソル。周囲の捜索に出かけたグッキーは、護送中の闇のスペシャリストとの接触に成功するが、テレポートした先で惑星に閉じ込められてしまう。しかしツグマーコン人の子供たちの助けで脱出に成功する。また、闇のスペシャリストの存在の影に新たな敵の存在が浮かび上がる。
<372> 「次元地獄」次元トンネルを抜けてもとの宇宙にもどるためには絶対に必要な”ベラグスコルス”とソルの統合。しかしその道の物体との統合は、ソルとその周辺に異常事態を巻き起こす。ツグマーコン人の追跡を逃れながらベアラグスコルズとの統合が果たせるか?「最後のコルトン人」次元エンジンはようやく統合できたが、公会議を影で支配する公会議の第7種族の存在が明らかになる。それはかつて銀河を支配していたが精神だけの存在になり、その精神を宿すために闇のスペシャリストを作り出し、復活の時を待っていたコルトン人の最後の生き残りだった。グッキー達は残りの10人の闇のスペシャリストの救出作戦を敢行する。ここに第7の公会議種族は復活することなく消える。
<373> 「次元航法士の復讐」惑星ケルノトに取り残されたグッキーと闇のスペシャリスト12人の救出作戦が開始される。久しぶりにあの火星人とチベット人の凸凹コンビも復活。ついに通常宇宙にもどってきたローダンたち。公会議の創始者種族ツグマーコン人の支配者ゼロ守護者は次元トンネルに消え、その世界との道は閉ざされる。「時間超越」通常世界にもどったソルとローダンたちだが、闇のスペシャリスト12人は自らの道を行くためにブラックホールを開いてその中に消える。そして殲滅スーツを着たアラスカ・シューデレアも彼らを追ってブラックホールに。着いたのは謎の人形遣いがいる惑星そこから次元井戸を通って誰もいなくなった未来のテラに行く。
<374> バットンは本巻で初登場、ただしこの1篇だけのゲスト出演というところ。「発信源ゲロソフト」通常の宇宙空間に戻り故郷銀河を目指すローダン達は、ある惑星からの救難信号をキャッチする。グッキーとロイドが、その発信源を捜し、探索に赴くが、そこは中世程度の文明しかなく、とても高度な通信機があるとは思えない。ところがグッキーたちは強い超能力に捉えられる。そこでであったのは・・・?ちょっとした挿話。「謎めいたラファエル」再びアフィリカーに支配されたテラ。テラはもうすぐ、宇宙の咽に飲み込まれようとしていた。無事に通過できるという計算結果も出ていたが、パニックに陥いったアフィリーを避難するための宇宙船の建造計画が持ち上がる。一時的にアフィリカーの支配者と協力することになったブルたちだが、彼らの前に、謎のラファエルと名乗る者が現れ、避難船の設計図を示し、巨大艦を作ることを持ちかける。はたしてラファエルとは敵か味方か?その正体は?
<375> 「成就の計画」ついにテラがブラックホールに飲み込まれる。その直前ブルは、アフィリカー対処薬”ピル”を流していたのが、月にあるネーサンであったことを突き止める。そして、ネーサンに指示を出していたのは?。ネーサンは活動を停止し、地球に残っていた人類も地球とともにブラックホールに消える。「ポスビの友」ついにローダンが故郷銀河に戻ってきた。ソルとともに故郷の太陽系に訪れたローダンは、ポスビ研究家のガルトを、ラール人の攻撃から救い出し、故郷銀河の状況を知る。まだ、アトランたちとの再会はない。
<376> 「ヴラト降臨」銀河に戻ってきたローダンは、勧めに従ってヴラト信仰の盛んな惑星に接触することにするが、権力志向の教団幹部は、ローダンを排斥する。また、120年の時はローダンの影も薄いものにしていた。救いは、ティフィラーと再会できソラの燃料を補給できたこと。「対立」120年ぶりにアトランと再会できたが、その考え方はかなり離れてしまっていた。公会議の中枢が潰れた今、ラール人に攻撃を積極的にしていくべきだというローダンに対し、アトランは、隠れ場に隠れてラール人との現状維持政策を続けるべきだというのだ。隙を見せればすぐ襲い掛かるラール人に対して攻撃を掛ければ、隠れ場にいないテラなーの惑星が攻撃されるというのだ。でもそれは、ラール人の支配下に屈し続けるということだ。
<377> 「戦略家ケロスカー」ローダンとケロスカーたちが立てた戦略とは、偽装したポスビ船に乗せてケロスカーをラール人の元に送り込むというもの。公会議で戦略を担当していたケロスカーの計画をラール人は待ち焦がれていた。「ロルフスの幕間劇」計画通り、ラール人の元に行ったケロスカー達は、公会議の中に裏切り者がいるとにおわせ、内部からの崩壊を計画する。けれど、なかなか一筋縄には行かない。ここ数編出続けの”ポスビの友”ガルトや、凸凹コンビのロルヴィクとア・ハイヌもラール人に支配する惑星に行き引っ掻き回す。
<378> 「ケロスカーの逃走」故郷銀河の調査に行ったラール人の宇宙船が戻ってきたことから、嘘がばれたと思いパニックに陥ったケロスカーの3体が、ラール人の基地から逃げ出す。残ったケロスカー達はどうにか言いつくろうが、早く連れ戻さないと、計画が頓挫する。グッキーとツバイが3体を連れ戻すために奔走する。ラール人の支配から逃れるための計画はまだ80年続く。「星の非常シグナル」再び、ブルたちの話。オヴァロンの星に退避したブル達は、ローダンたちが戻ったときのために恒星にシグナルを発生させる計画を立てるが、女性が支配するオヴァロン政府は、この計画に同意しないで、破壊工作を仕掛ける。
<379> 再びフォルツの巻。373巻の続き。”メールストロームの喉”に飲み込まれた地球が再度未知の宇宙に現れるが、そこには人類はいなかった。「人類なき世界」時間の井戸を通り抜けて、テラに現れたアラスカ・シェーデレーアはそこで無人の世界を見る。”喉”に飲み込まれてから4ヵ月後の地球だ。そして、さまざまな世界を探索する異種生命体とニアミスをする。人のいなくなった地球での冒険。「テラの孤独者」なぜか、無人の世界に取り残された数人の人類と、謎のエイリアン、アラスカなどが遭遇する。
<380> 「氷原アラスカ」これも無人となったテラの話。アラスカの辺境都市にも残された人類がいた。”ピル”の過剰摂取のせいかも知れない。ともかく気象制御がなくなり、雪に閉ざされたアラスカで、3人の人類と一台のロボットが、残る人類が目指すだろうテラニア・シティに向けて旅立つ冒険。「拠点惑星への使節」再び、ローダン。ラール人に対抗して結成された”銀河種族連合(GAVOK)”だが、結成一年たっても進展はない。結成の盟主であるアトランの消極的姿勢に、なかなかまとまらないのだ。ローダンは、この連合の主導権をとるために、各拠点惑星に特別使節を派遣し、各種族の協力を求める。これに対抗しアトランもアコン人たちの連絡惑星に乗り込む。最終的目標は同じながら、方法の違いから対立する二人。
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